電験三種の独学について

こんにちは、キムチャです。

◆この記事は下記を知りたい人に役に立つと思います。

  1. 電験三種の独学
  2. ちょっとしたテクニック
  3. 資格取得のメリット
  4. 補足

✔本記事の内容

1.電験三種の独学

独学は可能です。

各科目の参考書 + 過去問(10年分以上)で 600~1000時間学習

すれば合格可能圏内だと思います。

  • 総学習時間を決める(電気・電子得意:600時間以下、未知:1000時間以上)
  • 学習する科目の順番、時間を決める(数学→理論→機械→電力→法規)
  • 一日の目標学習時間を決める
  • スケジュールは余裕を持つ(最後の100時間は苦手分野や模擬テストに当てる等)
  • 計算問題を重点的に参考書3周→過去問2週(2週目以降は苦手部分を重点的に学習)
  • 過去問の2、3年分を実際のテスト時間で解く(模擬テスト)

※相当自信がある人以外、過去問だけでの学習はお勧めしません。過去問がそのまま出題されることはありません(ただ過去問を少しひねったものは出るのでやっておく価値あり)。私は過信して最初、過去問だけで合格しようとして非効率な学習になり、時間をかなりロスしました。

私は目標総学習時間を決めてから、一日に行う学習時間に落とし込んでいました(下図はエクセルで作成したスケジュール表)。

 一応理系、電気・電子業務に携わっていたので数学の学習は省きました。四則計算、乗数、平方根、絶対値、三平方の定理、三角関数、ベクトルなどの基礎ができればいいと思います。

理論→機械→電力→法規の順番で学習(機械、電力は逆でも良い)。理論は全科目に関係する科目なので最初に学習し、法規は暗記が多いので最後にしました。

 1科目250~350ページくらいの参考書を読んで記載されている例題を解き、出来たら〇、間違えたら×を付け、それを3周させました。3週目は全て解くのではなく間違いが多いものだけ解いていました。

過去問も出来れば10年分を2周以上したいところです。

 総学習時間は数学、電気・電子知識がどれくらいあるのか、それなりの中長期的な学習に慣れているかで変わってくるので幅を持たせています。

 電気・電子系の職業に就いていて、受験勉強も得意な方だった方ならば600時間以下でも合格可能だと思います。

 文系や数学、電気・電子がよくわからない人は、1000時間若しくはそれ以上を見ていた方がいいかもしれません。

私が使用していた参考書、過去問は

です。

 絵解き解説は250~350ページほどの量で説明、演習問題、解答の順で書かれているので使いやすかったです。

これだけシリーズは薄めで時間が取れない人に向いています。例題、説明、問題の順で書かれていて、解答は最後にまとめられています。

 ワタシ自身は理系の電気・電子関係者なのに約半年間で775時間の学習をしましたが、法規があと2問足りず一発合格は逃しました((+_+))(しかも翌年は体を壊していて学習も受験もできなかったので、翌々年ようやく合格)

 法規も計算問題が大切であることを痛感しました。最初に過信して過去問ばかり解いていたのが非効率でした。

※下表は私の学習時間

  理論 機械 電力 法規
学習時間(h) 230 271.5 154 131.25

2.ちょっとしたテクニック

 ◆持ち込み品について(受験票に付属の受験上の注意をよく読むこと)

  • 電卓(関数電卓は不可)
  • 筆記用具
  • 腕時計(通信機能NG、音が出ないもの)
  • 受験票

2.1 電卓

 計算問題が多い電験の試験では電卓は必須です。時間に余裕がある試験ではないので素早く入力でき、便利な機能があるものがおすすめです。学習を始めた初期の段階で購入しておいて学習中に使用し、使い方を手で覚えるようにするべきです。

 私が使用していた電卓は比較的大き目タイプで打ちやすい物を使用していました→EL-VN82-AX(シャープ)

 →(一字消す)、√、M-(メモリした値から)、M+、RM、MCの機能があるものが良いです。√は必須ですね。

使い方も重要です。下記の3つぐらいはできるようにしておきたいです。

◆2乗の計算

ある値 × = で2乗が得られます。

ex)1.4452 を電卓で計算するときは、 

1.445 × = で2乗の答えが出ます。

1.445 × 1.445 = では時間ロスやミスが発生します。

◆逆数の計算

ある値 ÷ = で逆数が得られます。

ex)2/√3 を電卓で計算するときは、

3 √ ÷ = × 2  で答えが出ます(やっていることは√3の逆数に2を掛けている)。

◆メモリ機能

M+、M-は加算、減算メモリの機能です。

M+は表示値をプラスの値でメモリします。一度出した値を再利用するのに便利です。

ex)(3+√2) /(√3+2) を電卓で計算するときは、

2 √ + 3 M+ … ① ↓

C・CE(表示クリア) ↓

3 √ + 2 ÷ = … ② ↓

× RM(メモリ呼び出し)

で答えが出ます。ややこしいようですが ①は分子の計算してメモリ、②は分母の逆数を計算 最後に①を呼び出して①×②をしています。

メモリ機能を使えば、分子を紙にメモして再度打ち込むといった時間ロス、ミスが減らせます。※CMはメモリをクリアします

2.2 筆記用具

  • マークシート用シャーペン ×2 (ぺんてる)
  • 計算、メモ用シャーペン ×2
  • 消しゴム ×2
  • 定規(透明なもの)

がおすすめです。落としたり、壊れたりする可能性もあるので複数用意しておくのが良いです。

マークシート用シャーペンは鉛筆より便利です。

役立つか微妙ですが意外とあったほうが良いのが定規です。グラフの長さなどをヒントに答えに繋がるケースがあったりする可能性もあります。少し安心できます。

3.資格取得のメリット

 事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、設置者が電気事業法上置かねばならない電気保安のための責任者であるため、必要とされる独占業務資格です。

 高電圧(5万V未満)を取り扱う工場やビルなどに1人は必要になるので、常に求人は出ています。※業務未経験可も結構あります。

 合格率は大体10%以下で取得難易度がそれなりに高めです。電気・電子の分野で取得していればそれなりに凄いと認められる資格です。高校生で取得していればヒーローでしょう。

就職・転職の際にはプラスに働くと思われます。

関連性のある第二種電気工事士の筆記試験が免除になります。

また自分への自信になります。続けて努力できたことは嬉しいです。教養も身に付きます。

4.補足:電験三種について

◆試験について(受験票に付属の受験上の注意をよく読むこと)

  • 年1回、5月に申込、9月最初の土曜に1日を通して試験が行われる(電気技術者試験センター要確認)
  • 理論、機械、電力、法規の4科目あり。5択マークシート方式
  • 試験開始20分前までに試験室に集合しておく(試験開始30分経過後は入室不可)
  • 60点以上で合格。調整で合格点の引き下げもあり
  • 科目合格制度があり、翌々年まで有効である
  • 試験会場は年によって異なる

◆試験後

  • 会場の外に通信講座などを行っている業者がおり、解答速報をWeb上に出す宣伝を行っていることがあるので答え合わせに利用できる(速報なので間違っていることがある
  • 正式回答は電気技術者試験センターのWebページで確認できる
  • 合格発表は10月下旬
  • 免状交付は申請後、およそ2ヶ月以内。すぐ申請すれば12月上旬到着

 私自身はこの資格を使用して仕事はしていませんが、以前勤めていた会社の手当て目的と自分へのチャレンジで受験しました。マークシートの5択なので、わからなくても当たることがあります。

 難しめですがちゃんと勉強して最後まで粘れば取得できる資格なので目指している方は、ぜひ頑張っていただきたいです。

 電験に限らず1000時間程度の正しい方向の経験は、平均よりも頭一つ抜けている状態になれるはずなので何かしらチャレンジしてみることは良いことと思います。

何かの役に立てば幸いです。読んで頂きありがとうございました。

以上

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