ジャガールクルトについて

ジャガールクルト(Jaeger-LeCoultre)は、現存する数少ない名門マニュファクチュール(時計製造の全工程を自社内で行なうメーカー)で、自社製品に使用する機械はすべて自社開発という超一流メーカーのことです。ジャガールクルトの腕時計のケースは、角型「レベルソ」シリーズと、独自の厳しい検査テストを課した丸型の「マスター」シリーズに大きく分かれています。画期的なアイディアばかりでなく、素材には世界で初めてステンレス・スチールを採用し、名実ともに評価は高まった。また、レクタンギュラー(長方形)ケースに合わせて搭載している角型ムーブメントは、現在に至るまで世界で唯一、専用かつオリジナルにこだわり、開発を続けられています。近年ではトゥールビヨン、ミニッツリピーター、GMTなどの複雑時計へと進化を遂げ、多くのメーカーにムーブメントを供給されています。レベルソと並ぶ、ジャガー・ルクルトのもうひとつの柱がマスター・シリーズです。

ジャガールクルトのマスターコントロール

ジャガールクルトのマスター・シリーズの最大の特徴は、ケースの裏蓋に刻まれたマスターコントロール1000時間の刻印です。クロノメーター規格よりも過酷な、ジャガー・ルクルト独自の検査テストに合格した証(あかし)で、「マスターコントロール1000」の名称は、1000時間、約6週間に及ぶ厳しいテストをクリアしない限り、その時計は出荷しないということに由来されています。クロノメーター規格がムーブメント単体の状態で審査されるのに対して、マスターコントロール1000時間テストは出荷前の完成品で検査されます。このテストをクリアした時計には、マイスターと呼ばれる職人の書名と日付が内部に記されることになっています。通常、腕時計の厚さが薄くなればなるほど、そのムーブメントはシンプルになり、壊れやすくなります。しかし、ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリムは例外です。この薄型時計も、マスター1000時間テストに合格しています。

ジャガールクルトのレベルソ

ジャガールクルトのレベルソといえば、角形のケースが反転することで有名な腕時計です。本来この反転式ケースが考案されたのは、カバーガラスが衝撃などで破損するのを防ぐためで、現在のサファイアクリスタルのような強くてキズの付きにくい素材がカバーガラスに用いられる以前のことです。時刻を確認したら、ケースを反転させて文字盤面を裏側にして保護したのですが、そのきっかけは、ポロ競技を楽しんだ将校からの要請だったといわれています。初モデルは1931年に誕生し、アールデコの美学が息づくオリジナルデザインを継承しながら現在まで作り続けられてきた傑作腕時計です。レベルソの最も基本的なモデルは、ケース裏面が金属の蓋で覆われおり、この面にイニシャルや紋章などを刻んで楽しむこともできます。また、ケースを裏返せば、一種のメンズアクセサリーにも変身し、レベルソ生誕75周年を記念して新たにシリーズに加わった自動巻のレベルソは、反転させるとサファイアガラス越しにジャガールクルト製自動巻ムーブメントが楽しめます。

Copyright © 2007 ジャガールクルトのマスターコントロール、レベルソ